「おうちからのお便り」。
占い師さんたちの企画で、
自分が暮らしている「おうち」から、手紙が届くというものです。
申し込むときに、私はおうちへ、
「今まで、守ってくれて本当にありがとうございました」
と伝えました。
そして届いたのが、このお手紙です。
企画された方に確認したところ、ネットへの掲載はまったく問題ないとのことでしたので、そのままご紹介します。
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お手紙を読み終えて、
特に心に残ったのが、
「30分くらい、ゆったりと休息や瞑想の時間をとってみて」
という言葉でした。
30分と言われたのに、4時間寝ました
このお手紙を読んで、
そうか。
休んでいいのか。
と思いました。
それで素直に休んでみたら……
30分どころか、がっつり4時間くらい寝てしまいました。
でも、目が覚めたとき、
とても心が静かになっていました。
何かが解決したわけでも、
これからどうするかが決まったわけでもありません。
ただ、静かでした。
そのあと図書館へ行き、
ずっと自分の中にあった「拒絶」について、言葉にしながら考えていました。
私はずっと、
「この拒絶って、いったい何なんだろう?」
と思ってきたのです。
そして、その日ふっと、
私は、自分と過ごす時間を拒絶していたんだ。
と腑に落ちました。
ダメな自分。
惨めな自分。
うまくできない自分。
そんな自分と一緒にいる時間を、
私はずっと拒絶していたのかもしれない。
あんなに考えても分からなかったことが、
4時間眠って、静かになったあと、
するっと出てきました。
おうちのお手紙に、
「これからの人生を決めるためではなく、これからの自分の声を聞けるくらい、静かになるために」
と書いてあったことを、あとから思い出しました。
なんだか、とてもありがたい流れでした。
「私のお城!ただいま!」
そして、このお手紙のことを考えていたら、
もうひとつ思い出したことがあります。
この家に引っ越してきたころのこと。
家に帰ってくるたびに、私は、
「私のお城!ただいま!」
と言っていました。
別に、豪華なおうちではありません。
でも、この家が大好きだった。
ここに帰ってこられること、
ここで暮らせることが、本当に嬉しかったんだと思います。
いつの間にか毎日は言わなくなったけれど、
思い出したときには、その後も、
「私のお城!」
と呼んでいました。
そんなことを思い出してから、
もう一度このお手紙の最初を読むと、
「いつも帰ってきてくれて、ありがとう。」
という言葉が、なんだか違って聞こえました。
私はずっと、
「私のお城!ただいま!」
と言って帰ってきた。
そして今回初めて、
おうちの方から、
「帰ってきてくれて、ありがとう」
と言ってもらったような。
なんだか、不思議です。
家と、溶け合う
そしてもうひとつ、
このお手紙の中で、とても気になった言葉がありました。
「私と友美さんの間にある見えない境界線も、少しだけゆるめて。」
「ただ私を感じながら、水の中で溶け合うようにゆったりと身を委ねてみて。」
家と溶け合う。
そんなこと、考えたことがありませんでした。
でも、この言葉を眺めていたら、
最近ずっと考えていた「身体」のことと、どこか似ているような気がしてきました。
私は最近、
「身体が、その人の居場所になっている」
ということを考えています。
身体は、
自分が所有して、管理して、思い通りに動かすためだけのものではなくて、
私がずっとここで生きてきた場所でもある。
そして家もまた、
所有して、管理して、きれいに整えるためだけのものではなく、
私が帰ってきて、
安心して存在するための場所なのかもしれません。
身体に住むこと。
家に住むこと。
もしかしたら、
このふたつには似たところがあるのかもしれない。
そして、
身体と溶け合う。
家と溶け合う。
自分と溶け合う。
それも、どこか同じ方向を向いているのかもしれません。
まだ、うまく言葉にはできません。
ただ、
「休んで」
というおうちからの言葉に従って、
思いきり眠って。
静かになったところから、
長いこと分からなかった「拒絶」の意味がひとつ見えて。
そのあと、
昔の「私のお城!」まで思い出した。
この一連の流れが、
私にはなんだか、とてもありがたく、
美しいものに感じられています。
今日は久しぶりに、
「私のお城、ただいま」
って言ってみようかな。
