フィギュアスケートから

フィギュアスケートが好きで、

子供の頃から、テレビ観戦しては、

感動してました。

心動かされてきた演技の中でも、

ひときわ記憶に残っているのが、

映画「シンドラーのリスト」テーマ曲で、

ロシアのリプニツカヤ選手が演技した、

このパフォーマンスです。

この演技から、

映画「シンドラーのリスト」に興味を持ち、

ビデオを借りて見ました。

これまた、私の中に深く残りました。

人間の悲しさ、愚かさ、

醜さ、儚さが、

美しい音楽とともに、

心に染み入ってくる映画でした。

この、目を背けたくなるような人間の本性を、

受け入れざるを得ないような、

無言の説得力を秘めながら、

迫ってくる映像でした。

この音楽の持つエネルギーとともに、

演技をするのは、

とても難しい事だと思います。

だからこそ、

見事に音楽とマッチしたときには、

素晴らしい演技になるのですね。

今回の四大陸選手権での、

アメリカ、ジェイソン・ブラウン選手の、

素晴らしい演技に、感動しました。

アレンジは違いますが、「シンドラーのリスト」テーマ曲が使われていました。

もともと、身体のラインの美しい、

大好きな選手ではありましたが、

このプログラムには、心震えました。

ヴァイオリンの奏でる旋律に、

祈りを刻んでいるかのようなステップ。

スポーツは平和への祈りであって欲しいと願う、まさに理想像。

人間の醜さ全てを受け入れて、

絶望しても、それでも生きるところに、

美しさは生まれることを、

教えてくれているように感じたのです。

こんな感動を味わえるなんて・・・

ありがとうございます。