”萎縮”

先日のこと、

我が家に来て作業してくれた工事関係者の方々と、

お帰り際にお茶をすすめて、少しの間お話しました。

その中で、こんなやり取りがありました。

「いつもランチはどうなさっているの?」

って言う私の質問に対して、

「必ず、事務所で昼食は取るようにしています。

コンビニなどで食べていると、

いろんなクレームが入るので、禁止になってるのです。」と。

「長時間駐車するな」

「事務所代わりにするな」

などなどと、

あることないことクレームが入るそうです。

公のユニホームを着ているので、

所属が即座に知れてしまうお仕事柄。

懸命に仕事にいそしんでいる人に、

心ないクレームが耳に入ったら、

どれだけ足を引っ張るんだろうなぁ~と想像しました。

「心を護らないとね」って、

言っていました。

続けて、

「そうしないと、”萎縮”してしまうから。

遠慮のない、独りよがりな、

どこの誰かも分からない発言を、真に受けて、

そんな全方位からのツッコミにも耐えうるように考えていると、

妨げになるどころか、”萎縮”しちゃうから」と・・・

言ってから、

自分の口から出てきた言葉にビックリしました!

で、

それは、

他人と交わした会話なのだけど、

実は、自分自身に言いたくて、

自分自身と交わした会話だったんだと、

後から思いました。

自分を大切にするには、

他人の意見を簡単に入れないこと、

他人に簡単に共感しないことが、

実はとっても大切なんだと、

最近、感じています。 

自分の境界線を引くこと。

自分の感覚を大事に、

自分を大切にするっていうのは、

こういう事なんだと、

最近改めて感じています。

そして、このクレームは、

実は自分からのクレームであることにも、

気付いています。

自分に厳しいと言えば、聞こえは良いけれど、

そして、今までは大人の対応していると思っていたけれど、

違いました!

クレームを作り上げるために、

自分を無駄に見張って、

クレームを言われた私は、

その対処に追われ、

勝手に”萎縮”して行くっていう

なぞのループにはまっていることに、

気がつきました。

どーりで疲れるわけだわ!

先延ばしできるだけ延ばしてきた工事が終わって、

”萎縮”の理由が腑に落ちて、

勝手に”スッキリ!”しました。

良い日だったな・・・