私の疑問

前回の続きです。
 
私は何を疑問に思ったのか?
説明のために、
昔の私の腰痛の状況をお話しします。
私は、小学四年生から体操を始めました。
中学生の頃から、腰痛に悩まされてました。
前回、お話ししたように、
いろいろな治療を受けさせてもらいました。
腰痛は、時に下肢痛を伴うもので、
腰痛があると、下半身を締めて(まとめて)使うことが出来なくなっていました。
無意識に、
代償として、
殿筋を固く締めて使うことで、下半身をまとめよう(締めよう)と努めていました。
常に、骨盤を後傾気味にして、腹筋を使って、股関節を屈曲していました。

高校生になると、股関節屈曲筋力が弱くなっていました。

今だから、「股関節屈曲筋力が・・・」と言えますが、
当時は、どういうことなのか? さっぱり解らなかったです。
骨盤が前傾したままで、股関節を屈曲する筋力が、
本当に弱かったと思います。
例えば、
宙返りで膝を抱える動作が出来なくて、
着ていたジャージを引っ張って、太ももを引き寄せる事があったり、
段違い平行棒で、いわゆる「あふり」ができなかったり、
※車輪の勢いを付けるための、下半身の動き。
脚前挙が極端に苦手でした。
※長座位を、手で浮かせる動作

周りにそんな人はいませんでした。

先生やコーチたちも、多分何となく気付いていたと思いますが、
その弱点を克服する策を知らなかったと思います。
最終的に、インターハイと国体の県代表に選ばれた選手が、
着ているジャージを引っ張って、宙返りするなんて、ほんとにおかしなことでした。
←ジャージ着てるのは練習時だけですから、レオタードになると当然出来ないわけです。
何かが違うと感じていたし、身体の使い方がおかしいことを自覚していたけれど、
どういうことだか分からなくて、もんもんとしておりました。

私の腰痛は何だったのか?

これが、私の疑問でした。
私を悩ませ続けた、あの痛み、思うようにならない苦悩、

 

あれは何だったのか???

今では、ほぼ答えが出ております。

腰痛の診断としては、筋膜性腰痛、腰椎椎間板症、

下肢痛はあったけれど筋力低下や痺れはなかったし、前屈は全く問題なかったので、
ヘルニアは無かったと思っています。
後に撮影したレントゲン写真では、椎間腔が極端に狭いL5/S1間が写っていました。

 

そして問題なのは、

股関節屈曲筋力の低下!

これは、長引く腰痛の為に、

二次的に腸腰筋の機能障害を起こしていたのです。

各々の治療をして下さった先生方は、
手を尽くして下さったけれど、
この二次的な機能障害については、
全く対応してはいなかったと記憶しています。

ここまでは、わかりました。

ただ、あと一歩、

私は、昔の私に、確実に治療できる自信がない。😰😰😰

これが現状です。
鍼灸師になって30年も経ったのに・・・

それはなぜか?

 

 

 

続きます。