閉鎖運動連鎖は面白い(^-^*)

2017年9月11日

「今日は、駅の階段を昇るとき、
ハムストリングスの動きを触って確かめながら
昇ってきたよ」って、
←ビイールパパ談にひひ

股関節を屈曲ぎみにして
(体幹前傾ぎみ)昇るのと、
股関節をなるべく伸展ぎみにして
(体幹後傾ぎみ)で昇るのと、
閉鎖運動連鎖について、触って確かめてみたそうです。
←なにも駅でやらなくても・・・目
オタクぶり炸裂ですあせる

それを聞いて、ビイールママも、
晩酌中にソファーを使って、
ハムストリングス触りながら
昇ったり、降りたりして、
確かめてみました。←夫婦して、やっぱりオタク目
違いが良ーく分かって、面白かった!!
(お酒が回ることショック!・・・)

動きの中で触りながら確認する・・・
とても大切だと思います
痛みや、症状が起きる状況の
イメージを膨らませることができます。
何が辛いのか・・・思いを馳せることが出来ます。
同じ様に見える動作でも、
体の使い方・筋肉の使い方が同じとは限りません
運動学的に言われている使い方が、正解とは限らないし、
バリエーションもある、ということです。

以前、片側股関節の伸展について、感じたことがありました。
(←バレエでいうアラベスクの動き)
普通、股関節の伸展は、上げている足の同側の脊柱起立筋と大殿筋・中殿筋・ハムストリングスで行うと思います。
「カパンディ関節の生理学」にも、その様に書いてあります。

ところが、同側の脊柱起立筋・臀筋ではなく、
反対側の脊柱起立筋と同側のハムストリングスを主に使って、
股関節伸展を完成させる人たちがいます。
右脚を上げる場合、左側の脊柱起立筋と上げている右脚のハムストリングスを主に使って、アラベスクをしているのです。

以前、バレエ関係のセラピスト向けセミナーに行った時の講師(ヨーロッパで活躍するPTさんだったと思います。)も、この使い方の違いを説明してくれました。
そして、「これが、安全な身体の使い方ひらめき電球である」と。

短縮させる使い方ではなくて、張って使う使い方・・・と言うか・・・
上手く説明は出来ないのですが、
おそらく、よりローカルマッスルの働きも重要になるんだと思っています。

そして、この違いは、鍛錬して出来上がる体の違いに歴然と現れる様です。
以前、50人くらいのバレエのを習う生徒さんのアラベスクを触らせていただく機会がありました。
その中で、後者の方法でアラベスクする生徒さんが一人だけいました。
その方は、唯一主役をはるプロダンサーになりました。
もちろん、大成する要素は一つではないと思いますが、とても印象に残る一例でした。
同じ練習をしていても、ケガをする人としない人がいることに、
疑問と不公平感をもって、必死にアスリートの身体に向き合っていた頃の話です。

閉鎖運動連鎖が話題になるようになって、新たな視点を与えていただいて、
臨床はさらに楽しく音譜なりましたね。ドキドキ

どの筋肉に、どの様な刺激を加えるのか?

鍼通電療法のお陰で、突き詰める事が出来るのです。

今後の発展に期待しつつ、日常の臨床に即取り入れられるように、ワクワク取り組みたいと思いますラブラブ