子宮筋腫になって、子宮全摘して、恥ずかしいって思ってた。

ビイールママの昔の話をまた少し・・・

 

 

 

私は、

2010年11月、多発性子宮筋腫のため、

開腹して子宮全摘出術を受けました。

 

 

子宮筋腫があることは、検診で分かっていました。

でも、手術適応になるほどの症状は、全くありませんでした。

 

なのに、手術することになったのは・・・

 

筋腫が急激に大きくなって、

となりにある膀胱を圧迫して、

悪影響を及ぼすほどになり、

その結果、

なんと!

尿閉を起こすようになったからでした。

 

具体的に言いますと、

尿意を少し我慢すると、

お小水(尿)が出なくなって(尿閉)、

緊急外来を受診して、

会陰の尿道口から管を差し込んで、

お小水を出してもらう(導尿)という状態です。

 

始めは、それが(子宮筋腫が原因だとは)分からなくて、

いくつかの病院で診察を受けた結果、判明しました。

そして、手術を受けることになりました。

 

一週間前後の入院予定でしたが、術後になぞの発熱が続き、

白血球の数値が戻らず、結局三週間入院しました。

 

そして退院後、驚くほど体力が落ちました。

 

開腹手術のためか、

腹筋が弱くなったためか、

鍼やマッサージをする感覚も、極端に変わりました。

 

そして、何をするにも、ものすごく疲れるようになりました。

発熱する事が多くなり、

胃腸の調子を崩しやすくなり、

いわゆる自律神経症状が出るようになり、

更年期障害状態です。

 

 

術後は、臨床活動の完全復帰を目指していたのですが、

思いがけずに、そんな状況だったので、

自分の身体が思うようにならないもどかしさで、

罪悪感と自分責めに、時間を使う毎日でした。

 

患者様をお断りして、

信頼する先生へご紹介し、

私の臨床活動は本当に極わずかになりました。

 

 

私は、鍼灸師なのに子宮筋腫になったこと、

更年期障害状態であることを、

とても恥ずかしいと思っていました。

 

身体が思うようにならない。

もと体操選手で楽しく身体で遊んでいた人間なのに。

仕事も、臨床経験・社会経験を積んで、これから更に楽しくなるときなのに。

鍼灸師なのに病気になって恥ずかしい。

これから楽しくなるときなのに、私、可愛そう。

身体が思うようにならなくて、私、可愛そう。

 

こうして、自分の殻に閉じこもり、

自分を深く見つめる機会を得る事になりました。

自分とやっと向き合うことになったのです。

 

なぜ、体操競技をしていたのか・・・

鍼灸師になったのか・・・

私は、何が望みなのか・・・

 

 

そして、先日記事にした、

「拒絶」の存在を知ることになりました。

この「拒絶」の根本は、自分を否定している感情だと思います。

 

 

「生きていていいよ。」

「そのままでいいよ。」

「大丈夫だよ。」

これらの言葉と共に、

安心が欲しかった。

 

そんな望みとは裏腹に、

「ただ生きてりゃいいと思うなよ!」

「そのまま行けると思うなよ!」

「油断するなよ!」

っていう自分を責め立てる声と、怒号が、

繰り返し飛び交っている世界が、

私の内側だったと知りました。

 

そりゃあ、生きづらいわよね・・・

 

そして、

拒絶を癒やして、安心して、

何がしたかったのか・・・

 

 

そこが問題です。